菖蒲(佐伯市の中央葬祭社)
2019-04-25
中央葬祭社・セレモニーホール中央 ブログ《季之風》
早いですねぇ~
あっという間に4月も終わろうとしています。
ひな祭り、卒業、花見、入学…と色々な行事が目白押しのご家庭も、やっと一息着いているところかなと思いきや…息つく間もなく『端午の節句:こどもの日』がやって来ますね
親御さんはお子さんが成人するまでは本当に忙しいですよね。(子供達はワクワクでしょうけど!(笑))
端午の節句は、身を守るための鎧や兜を飾り鯉のぼりを立てて男の子の成長や立身出世を願いお祝いをされる方も多いかと思います。
そして端午の節句と言えば…
『菖蒲湯』が思い浮かびますね。
おそらく皆さん1度は耳にしたことがあると思います。
私は実際に菖蒲湯に入った経験はありませんが、未だにこの風習を受け継いでいる地方もあるのではないかと思います。
では、何故、端午の節句に菖蒲なのかというと…
「菖蒲」を「勝負」や「尚武」などの言葉にかけ、男の子が逞しく成長する事への願いが込もっているそうなんです。
そして菖蒲の葉その物に強い香りと薬効性があるそうなので、邪気を祓い健康を保つために使用されるのだそうです。
特に雨季を迎える5月は何かと体調が崩れる時期でもあるので、体を労るためにも使われていたと言われています。
さて、その菖蒲湯に使われる菖蒲なのですが…
(アヤメ科のアヤメ属)
これは先日うちに入荷した花菖蒲です。
菖蒲園とかに植わってるのがこれだと思います。
そして、菖蒲湯に使われる菖蒲は…
(サトイモ科のショウブ属)
そうなんです
ご覧の通り、花菖蒲と菖蒲とは全く系統の異なる植物だと言うことです。
なので、一般に出回っている花菖蒲の葉っぱをお風呂に入れても意味がないと言うことなんですねぇ(笑)
見た目も全く違うので分かりやすいですが、匂いを嗅いだら一目瞭然らしいです。
私は残念ながらお目にかかったことはないのですが……
そして、この花菖蒲とそっくりで見分けのつきにくいのが、
☆アヤメ(漢字で菖蒲と書く)←ややこしい
☆カキツバタ
☆アイリス
それぞれ開花時期や生育地に違いはありますが、唯一見分けられる特徴としてあげられるのが
花弁の根元の違いです。
花菖蒲:細長い黄色模様
アヤメ:網目模様
カキツバタ:細長い白色模様
アイリス:幅広い黄色模様
見分けがつきましたか
面白いですねぇ~
この花達を何処かで目にした時には、是非よ~く観察してみて楽しんでください
表紙の写真は佐伯市臼坪川菖蒲園です
(正式には花菖蒲園ではないのかと心の中で思っていますが(笑))
開花はまだまだ先のようですよ
6月には綺麗な花を咲かせてくれるだろうと思います
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